配偶者VISA(ビザ=査証)とは
ビザはAという国の人が日本に来る場合に、日本にあるA国の大使館が発給してくれるもので、日本国に来てもいいですよという許可(厳密には推薦状のようなもの)のことです。最終的に入国が許されるかどうかは空港にいる審査官が判断するので、このような表現をしています。
大使館員は入国の最終許可を与えることはできません。ですからビザをもっていても空港で入国を拒否される可能性があります。
一般的に知られているパスポートとの違いを確認しておきましょう。
みなさんもお持ちのパスポートはどのような時に使われますか?パスポートは自分の国から海外に出る時に使われるものです。そしてパスポートは、自国(日本人であれば日本政府)の政府から発行されます。
つまり、パスポートとは、これを持っている人は確かに我が国の国民です!と外国の官憲(政府)に自国民の保護をお願いする公文書のことをいいます。
日本国のパスポートは表紙の裏に、「日本国民である本旅券の所持人を通路故障なく旅行させ、かつ、同人に必要な保護扶助を与えられるよう、関係の諸官に要請する」と書いてありますが、この記述がパスポートの意味するところを表していま
す。
VISAには様々な形がありますが、例としてはパスポートにステッカー状のものを貼りつけられるものや、電子化されており、パスポートには何も貼らないこともあります。
ビザは1種類ではなく様々な種類に分かれています。代表的なものとして、観光ビザや就労ビザ、などのビザの名前を耳にしたことがありますでしょうか?ビザの分類方法やどのようなビザを出すかは各国が独自の基準で決定します。
例えば、オーストラリアでは婚約者のためのビザや事実婚のパートナーのためのビザがありますが、日本にはそのようなビザはありません。
また注意点として、ビザには有効期限があります。期限切れのビザを持ってきて、本国に送還されてしまうということのないよう十分に注意しましょう。